パールネックレスのデザイン一覧|カジュアル・フォーマル別に解説
パールネックレスの種類は、日常で使える「カジュアル」と、冠婚葬祭で使える「フォーマル」に大きく分かれます。
代表的なのは次の11種類。まずは早見表で全体像をご覧ください。
| 種類 | 用途 | 相場の目安 |
|---|---|---|
| 淡水デザインパール | カジュアル | 5,000円〜3万円 |
| 淡水ロングパール | カジュアル〜セミフォーマル | 8,000円〜5万円 |
| バロックパール | カジュアル | 8,000円〜20万円 |
| 一粒パール | カジュアル〜フォーマル | 3,000円〜30万円 |
| ロングパール(アコヤ) | ドレッシー(葬儀は不可) | 15万円〜100万円 |
| ベビーパール | セミフォーマル | 3万円〜20万円 |
| フォーマルパール(アコヤ) | 冠婚葬祭すべて | 15万円〜150万円 |
| 黒真珠(黒蝶真珠) | フォーマル・お洒落着 | 20万円〜200万円 |
| 大粒パール(南洋白蝶真珠) | パーティー | 30万円〜300万円 |
| フェイクパール | カジュアル | 5,000円〜1万円 |
| コットンパール | カジュアル | 5,000円〜1万円 |

この記事では、愛媛県宇和島市で1965年に創業した真珠専門店が、それぞれの特徴と向いているシーンを解説します。
カジュアルで使えるパールネックレス
淡水デザインパールネックレス

鮮やかな色と多様な形を持つ淡水パールを使った、ファッショナブルなネックレス。手頃な価格なので、シーンやトレンドに合わせて複数を使い分けられます。
マルチカラーや金具との組み合わせ、3mmの小粒から10mm超の大粒まで、デザインはさまざま。ただし正式な礼装の場では避けるのが無難です。
淡水ロングパールネックレス

60cm以上の長さの淡水パールネックレス。ボリューム感が華やかさを演出します。
60cmはクラシカルな印象、現代では2重に巻ける80cmが一般的。120cmはぐるぐると巻いて使います。
バロックパールネックレス

形のいびつな真珠「バロックパール」を活かしたネックレス。丸い真珠よりカジュアルな印象で、価格も手頃です。
チョーカーなら大きめの珠で個性的に、ロングなら8mm程度の中粒が上品にまとまります。アコヤ・淡水・白蝶・黒蝶、いずれのバロックもあります。
一粒パールネックレス

一粒の真珠を用いた、あらゆる場面にマッチする万能アイテム。通常8mm以上の真珠が使われます。
プラチナやゴールド製は高品質なアコヤ・白蝶・黒蝶真珠が使われ高価に、シルバーや真鍮製は手頃になります。
フェイクパールネックレス
プラスチックなどで作られる模造真珠。低品質の本物より、フェイクを選ぶ方がかえって良い印象を与える場合もあります。ココ・シャネルも本物とともにフェイクパールを愛用していました。
コットンパールネックレス
綿を圧縮して塗料で仕上げたフェイクパールの一種。表面の凹凸によるレトロな見た目と軽さが持ち味で、カジュアルスタイルに向きます。
フォーマル・ドレッシーで使えるパールネックレス
フォーマルパールネックレス(アコヤ真珠)

日本産アコヤ真珠のフォーマルネックレスは、皇室をはじめ世界中で愛される定番中の定番。7〜8mmが主流で、主張しすぎない上品なスタイルです。
結婚式・成人のお祝い・親から娘への贈り物、そしてお葬式まで、人生の節目に寄り添います。「一本だけ持つならどれ?」と聞かれたら、私たちは迷わずこれをおすすめします。
ベビーパールネックレス

3〜4mmの小粒真珠のネックレス。繊細な輝きが首元を上品に飾ります。食事会や観劇などのセミフォーマルに向きます。
アコヤのベビーパールは淡水真珠と似て見えますが、丸みと輝きの均整が違い、その分高価です。
ロングパールネックレス(アコヤ真珠)

アコヤ真珠のロングネックレスは、流行に左右されない普遍的なアイテム。80cm以上なら2連としても使えます。
ドレッシーな場でもカジュアルでも活躍しますが、お葬式では失礼とされるため着用できません。
黒真珠ネックレス(黒蝶真珠)

タヒチ産の黒蝶真珠が主流。10mm以上が一般的で、13mm程度が平均です。グリーンの干渉色が強いものは「ピーコック」と呼ばれ、希少価値が高く評価されます。
現代の日本のお葬式では、白いアコヤ真珠に次いでよく使われます。
大粒パール(南洋白蝶真珠)

アコヤより華やかで、パーティーなど特別な場にふさわしい大粒真珠。金属的な強い輝きが特徴で、10mm以上・平均13mm程度。主な産地はインドネシアやオーストラリアです。
貝の種類によっても真珠は変わる
ここまでは「デザイン・用途」で分けてきましたが、真珠そのものも、元となる貝によって個性が違います。
- アコヤ真珠(日本):きめ細かいテリ。フォーマルの定番
- 淡水真珠(中国が最大産地・日本では琵琶湖や霞ヶ浦でも):手頃で色と形が多彩
- 白蝶真珠(オーストラリア・インドネシア):大粒でシャイニー
- 黒蝶真珠(タヒチ):深い色とグリーンの干渉色
貝の種類ごとの詳しい違いは、こちらで解説しています。
どの種類を選べばいい?
迷ったときの結論はシンプルです。
- 冠婚葬祭用に一本なら、日本産アコヤ真珠のフォーマルネックレス
- 日常のお洒落なら、淡水パールやバロックパールから気軽に
- パーティーで華やかになら、黒蝶・白蝶の大粒パール
フォーマルパールを選ぶ場合は、品質の見分け方(テリ・巻き・鑑定書)が重要になります。選び方の全体像はこちらにまとめています。
価格の相場と「なぜ値段が違うのか」は、こちらで詳しく解説しています。
よくある質問
Q. お葬式で使える種類はどれですか?
白のアコヤ真珠フォーマルネックレスが最も一般的で、黒蝶真珠も使われます。ロングネックレスと華美なデザインパールは避けてください。詳しい冠婚葬祭のルールはこちらをご覧ください。
Q. 初めての一本にはどれが良いですか?
冠婚葬祭すべてで使える、日本産アコヤ真珠のフォーマルネックレスをおすすめします。一本で結婚式からお葬式までカバーでき、親から子へ受け継ぐこともできます。
Q. カジュアル用とフォーマル用は兼用できますか?
フォーマルパールをカジュアルに使うことはできますが、逆は難しいです。淡水パールやデザインパールは、正式な場では安っぽく見えてしまう可能性があります。
種類選びに迷ったら
種類選びに迷ったら、専門家にご相談ください。1965年の創業以来、真珠だけを扱ってきた専門店が、ご用途に合わせた一本をご提案します。
LINEで気軽に相談する 真珠ネックレス一覧を見る(公式ショップ)
米国宝石学会(GIA)公認鑑定士・Graduate Gemologist(G.G.)
真珠科学研究所認定 テリマスター/真珠C・E(クリーニング&エステ)マスター
株式会社Inoue Pearl(イノウエパール)代表。
ダイヤモンド卸・宝飾メーカー勤務を経て、1965年創業の真珠専門店「有限会社井上真珠店」に参画。2016年、井上真珠店松山店からのれん分けして独立した。
生まれも育ちも愛媛県宇和島市。宇和島で真珠養殖を始めた祖父から数えると3代目となる。
厚巻き・強てりを品質の原則とし、自社基準を満たさない真珠は取り扱わない。ほぼ全商品に真珠科学研究所または真珠総合研究所の鑑定書を付与。無調色真珠をメインに扱う。累計1,000本以上のアコヤ真珠ネックレスを自社にて選別・販売してきた。
実店舗は愛媛県松山市。公式オンラインショップ(https://shop.i-pearl.co.jp/)でも販売中。







