【2021年版】知っておきたい「真珠ネックレスの選び方」違いはなに?どこで買う? | 宇和島イノウエパール Uwajima Inoue Pearl
真珠の選び方

【2021年版】知っておきたい「真珠ネックレスの選び方」違いはなに?どこで買う?

永遠のスタンダードと言える、真珠のネックレス。その輝きは、今も昔も世界中の人々を魅了し続けています。

そんな真珠ですが、その品質の見分け方は、分かりづらく、あまり知られていないようです。
ここでは、真珠の選び方、品質の見分け方をできるだけわかりやすく、網羅的に解説していこうと思います

また、参考資料として内容をコンパクトにまとめたビジュアルブックを無料配布しております。是非ともお申し込み下さい。

真珠とは

そもそも真珠とは

多くの宝石のなかでも、真珠の最大の特徴は、生命が生み出す宝石だということです。
ある特定の種類の貝は、体内で光り輝く物質を生み出します。それが真珠です。

真珠の種類

真珠の種類

真珠は、元となる貝の種類によって様々なものがあります。ここでは、主なものを簡単に説明します。

アコヤ真珠

このページで扱ういわゆるフォーマルパールです。程よい大きさで、きめ細かく美しい「テリ」を持ちます。

淡水真珠

中国産で安価なものが多い真珠です。いびつな形が多いです。近年は綺麗なものも生産されています。

白蝶真珠(南洋真珠)

10ミリ以上の大きめの真珠です。アコヤ真珠に比べて鏡のようなピカピカしたテリが特徴。タイなどの南の国で生産されています。日本のアコヤ真珠に比べて高価。パーティーなどのきらびやかなシーンで使われることが多いようです。

黒蝶真珠(タヒチ真珠)

タヒチなどで生産される、いわゆる黒真珠。白蝶真珠と同じく10ミリ以上の真珠が多いです。日本のアコヤ真珠では出ないブラックカラーが美しい真珠です。

その他の真珠

そのほか、マベ真珠(平面的な半円真珠)、コンクパール(ピンク色の天然真珠。ものすごく高価)などがあります。

「花珠」「天女」は品質ランクの呼び名で、種類はアコヤ真珠です。

本物と偽物の違いは?

「貝パール」「花珠貝パール」「コットンパール」これらは、フェイクパール、いわゆる偽物です!
フェイクパールはデパートやAmazon楽天でも普通に売られていますので、ご注意くださいね。

さて、これらが本物とどう違うのか?もちろんプロから見れば丸わかりなのですが、普通の人からは違いが分かりづらいかもしれません。

1番の違いは、工場で人の手で作られたものと、自然の海の貝の中で作られたものの違いということでしょうか。
普通の方には見た目が分かりずらいかもしれませんが、一度愛用された方には、美しさの差は歴然とわかると思います。

真珠のつくり方

宇和島の海

真珠は、一つ一つ、人の手で守り育てられて作られます。

真珠の体内にメスを入れ、他品種の貝殻から作られた「核」という物体を挿入します。
その際、真珠貝の臓器の一部である「外套膜」を一緒に挿入します。

海の中に戻し、丁寧にたゆみなく手入れをして育てていくと、「核」の上に輝きを生み出す「真珠層」が巻いていきます。
半年から1年半ほど海の中で育てると、美しい輝きの真珠が生まれます。

真珠のつくり方

アコヤ真珠ネックレスの着用写真

天然真珠は古代から使われていますが、王や貴族などの限られた人しか身につけられない、ごく貴重なものでした。
明治時代、日本の技術者たちが、日本のアコヤ貝から真円の真珠を生産することに成功し、真珠は、世界の一般市民に手に届く存在となりました。

近代の真珠の歴史は、日本から始まったのです。

改まったお食事の席で、華やかな結婚式、入学式、卒業式、お別れのご葬儀で、そんな場面で使われる、清楚なイメージの「あの真珠」は、アコヤ真珠のネックレスです。
今でも、世界で愛される清楚で美しい真珠は、日本のアコヤ真珠をスタンダートとしているといってよいでしょう。

真珠ネックレスの着用マナー

定番のアコヤ真珠ネックレスであれば、お葬式でも結婚式でも使うことができます。詳しいマナーについて、こちらのページをご覧ください。

品質を決める6つの要素

「大きさ」大きいから偉いわけじゃない

真珠の大きさ

アコヤ真珠の大きさは、3ミリから10ミリぐらいまでです。もちろん、品質が同じであれば、大きいほど値段は高くなります。

ですが、大きい真珠ほど偉いわけではないのですよ!

小さくて品質の良い真珠は、大きくて品質の悪い真珠よりも高価です。また何より、似合う真珠の大きさは人それぞれです。自分好みの大きさの真珠が、一番良い大きさなのです。

「キズ」分かりやすいけど、こだわりすぎない

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真珠が産み出されるとき、最初から付いている、デコボコや肌あれを「キズ」とよびます。

業者が扱っている間に付いたキズと誤解されることが多いですが、真珠は一般のかたが思われるよりも、ずっと丈夫ですので、キズのほとんどは生まれた時からあるキズです。

「かたち」ぐるぐる回してみる

真珠の形

お目当の真珠のネックレスを、ディスプレイから出してもらって下さい。
そして、真珠のネックレスの両端を持って、ぐるぐる回して見てみる!これで、形がいびつな真珠は分かります。

回すことによって、「キズ」「かたち」の欠点がわかりやすくなります。

「色」実体色と干渉色のコンビネーション

真珠の色

真珠の色は、2つの色のコンビネーションでできています。

  1. 実体色
  2. 干渉色

大まかな色は実体色によって決まり、干渉色がアクセントを出します。二つの色はそれぞれに影響しあい、繊細で微妙な色合いを生み出しています。

アコヤ真珠の代表的な色は、ホワイトの実体色に、ピンクとブルーの干渉色がのったものです。
この代表的な真珠の色合いには、調色(染色)を施したものと、無調色(無染色)のものとがあることに注意して選んでください。

真珠の色の図解

「巻き」0.4 mm を超えていれば OK

真珠の巻き

「巻き」とは、核を包む真珠層の厚みのことです。

真珠貝は、1年ほどの年月をかけて、真珠層を一枚づつ、核の上に巻いていきます。(バームクーヘンのように、薄い層を一枚づつ巻いていくイメージです。)
この真珠層が、真珠の輝き「テリ」を生み出す元となります。巻きの薄い真珠は、「テリ」が少なく、貧弱な輝きの真珠となってしまいます。

では、真珠層はどの程度の厚みがあれば良いのでしょうか?

ズバリ、美しい「テリ」を生み出す真珠層の厚みは、片面0.4mm以上です。逆にいうと、0.4mm以上であれば良く、それ以上巻きが厚くなっても、「テリ」には関係がありません。

「テリ」奥深いけれど要はキレイかどうか

真珠のてり

「テリ」を生み出すのは、真珠層の厚み、すなわち「巻き」です。

  • 巻きの「量」 0.3mm以上が必要
  • 巻きの「質」 真珠層が整然と重なり合っている

この二つの条件を満たすと、美しいテリが生まれます。

重要なのは、いくら巻きが厚くても、巻きの質が悪ければ、キレイな「テリ」は生まれないということです。
この点、真珠の専門家でも誤解している人が多いので、ご注意下さい!

「テリ」については、そのメカニズム、表現の仕方について、非常に詳細な研究が行われていて、すごく難しい要素なのですが、要は、キレイか、キレイでないかということです。

「テリ」の良い真珠は、以下のような特徴があります。

  • 自分の顔や照明がよりはっきりと見えます。
  • ピンクやグリーンの色が、光と一緒に鮮やかに浮かび上がります。

真珠は「テリ」が命です。プロは全てにおいて「テリ」を重視します。同じ予算であれば、「キズ」「かたち」よりも、「テリ」を優先することをオススメします。

真珠の巻きとテリの関係

どこで買うか

where

真珠の安い時期はいつ?

あこや貝が海から引き上げられて、真珠が取り出されるのは、冬の寒い間です。それから半年から1年かけて、選別や加工の手順を経て、少しづつ店頭に並んでいきます。

特定の時期が安いということはありません。いつでも選んで大丈夫です。
いま買わないと損ですよ!などというお店の勧誘に惑わされず、ゆっくり選んでください。

どの店で買うか?

真珠は定価がある商品ではないので、同じ品質のものでも、お店によって2倍以上の価格差があることも。詐欺的な店に引っかからないように、お店は慎重に選んでくださいね。

デパートで売っているのが、だいたい標準的な価格です。
展示会、即売会などでは、何割引き!といって安そうですが、割高なことが多く、売り方も強引なので注意が必要です。

真珠専門店がおすすめですが、国内でも観光客向けの店は割高な場合があるので、お気をつけください。

大幅な値引き商法に気をつけて

割引宣伝の画像

通常価格より、30%OFF、50%OFF、70%OFF、こんな売り方はダメ。不正二重価格です。

そもそも真珠は定価がある商品ではないので、売る方が勝手な価格をつけて販売します。
そこで、最初から高い価格をつけて、「今だけ」「あなたにだけ」「特別に」安くします、という売り方をする業者が大変多いのです。
このような店で買うことは、避けた方が賢明だと思います。

大事なのは即決しないこと

断る女性の画像

真珠を選ぶときに一番大事なことは、「すぐに決めないこと」だと思います。

  • 一度お店を出て頭を冷やす。
  • 他のお店も覗いてみて、比較検討してみる。
  • コーヒーを飲んだり、一晩寝たりして、じっくり落ち着いて考える。

など、一度クールダウンをして、じっくり考えることをオススメします。

一つのお店で真珠をたくさん見て比べていくと、この中ではこれが良いというものが出てきますが、他の店では、もっと良い真珠が、もっと安い値段で売っている可能性が大いにあります。
是非、一度店を出て、頭を冷やし、冷静に判断して決断するようにして下さい。

そもそも、宝石屋さんは、販売技術がかなり上手です。今ここで買うよう、帰ってしまわないように、巧みに接客をしてきます。(特に展示会場などで。)そんな時は、強い心を持って、「少し考えます」といって店や会場をでるようにして下さい。

本当に良心的な店は、他店と比べられても勝つ自信があるので、すぐに決断させるような接客はしません。
逆に、今決めるように引き止めたり、割引などを提案してくるお店は、ダメな店の可能性が高いので、強い心を持って、立ち去るようにオススメします。

真珠のネックレスを選ぶ

色の選び方

真珠の色といえば、ホワイトとピンクを思い浮かべる方が多いと思います。
(グレー/ブルー系、イエロー/ゴールド系もありますが、少し特殊ですので、ここでは一旦外して考えます。)

スタンダードなフォーマルネックレスとして選ぶ場合は、以下の二択で迷うことになるのではないでしょうか。

  • 「ナチュラルカラー」
  • 「調色(着色)によるピンク」

調色真珠と無調色真珠の比較

「ピンクだとお葬式でつけられないのでしょう?」と思われている方もいますが、「調色(着色)によるピンク」であっても、うっすらとした色ですので、実際に身につけると、肌に馴染んで派手な印象は無くなります。お葬式でも問題なくつけることができます。
ただ、ナチュラルカラーの方がおとなしいイメージですので、お葬式でつけやすいことは事実です。

色は結局のところ好みなのですが、ナチュラルか?調色か?と言う選択肢ですと、このようにいえると思います。

  • 自然の色にこだわりたいという「こだわり派」なら、ナチュラルカラー
  • コストパフォーマンス重視の「コスパ派」なら、調色(着色)によるピンク

また、重要なこととして、ナチュラルカラーの方が希少価値があって高価です。

大きさの選び方

真珠ネックレスを着用した女性

フォーマルネックレスの場合、一般的に選択肢に入るのは、下記の4つではないでしょうか?

  1. 7-7.5mm
  2. 7.5-8mm
  3. 8-8.5mm
  4. 8.5-9mm

15年以上、販売してきた個人的経験だけで乱暴に言ってしまうと、ご本人様が試着ができない状態で、「どのサイズが良いか」との相談をお受けした場合、以下のように答えるようにしています。

「一般的な若い女性には少し大きいかもしれないですが、お年を召してからもお使い頂くことを考えて、8-8.5mm が一番おすすめです。」

ただ、同じ身長、同じ体重であっても、首回りのサイズ、そして形は、人それぞれ全く違います。
また、真珠に対するお客様のイメージが、「華やか」であれば大きめサイズの方が良いですし、「上品」であれば小さめサイズの方がしっくりくると思います。
是非ご試着などをしてお決め頂きたいと思います。

真珠各サイズの着用写真

鑑定書を参考に選ぶ

選びづらかった昔のネックレス

真珠屋さんに入ったら、たくさんのネックレス。似たような見ためなのに、値段がいろいろ。品質の表示がないから、一個一個よーく見ないと分からない。そもそも普通のお客さんが、細かい違いなんか知らないし…。
あー!どこが違うのか全然分からない!

分からないイメージ

なんて、昔の真珠のネックレスは、とても選びづらかったのです。

鑑定書のランクを参考に選ぶ

そんな昔にくらべると、現在のネックレスはとても選びやすくなっています。
その原因は、鑑定書の存在。

鑑定書の画像

お店と消費者の間にたった、第三者的な鑑別機関(鑑定書を発行する機関)が、発行している鑑別書を見れば、大体の品質が分かるようになってきたのです。

ただ、鑑別機関は国の許可がいるわけでもなく、誰でも設立することができるので、信頼できる鑑別機関を選ぶ必要があります。
特に、お店が独自に発行している証明書などは、意味がないのでご注意下さい!お店の自己申告は意味がありません。第三者の客観的な意見が鑑定書なのです。

信頼できる鑑定書の発行元はこれだけ

では、どんな鑑別機関(鑑定書を発行する機関)が信頼できるのか?ズバリ、この二つを選べば間違いないです!

  • 真珠科学研究所
  • 真珠総合研究所

逆にいえば、この二つ以外が発行している鑑定書は意味がありません。

そもそも、真珠は宝石の中でもとても特殊な宝石です。宝石のほとんど(ダイヤモンドやルビーなど)は鉱物ですが、真珠は生物が生み出したものなのです。真珠の構造は独自なので、真珠専門の鑑別機関でないとランクづけはできません。

ダイヤモンドで有名な鑑別機関でも、生物が生み出した真珠のランクづけは難しいのです。
真珠科学研究所か真珠総合研究所の鑑定書を選ぶようにしてくださいね。

鑑定書ランクの見分け方

「どうやって選んだらいいのか、基準が分からない…。」と言われがちな真珠ネックレスですが、
わたしたち宇和島イノウエパールでは、皆様に簡単に選んで頂けるよう、真珠科学研究所、真珠総合研究所の鑑定書を元に品質のランキングを行なっています。

品質ランクのピラミッド

「オーロラ天女」最高級の代名詞

オーロラ天女の鑑定書

真珠科学研究所が発行している、もっとも新しい品質ランクです。
花珠に合格した真珠の中から、「テリ」の優れた真珠だけに与えられる、最高品質の呼称です。

ほぼ「花珠」と同じ品質ですが、「テリ」が際立って良い真珠です。
最高級の真珠が欲しい、という方は「天女」をオススメします。

オーロラ天女 ネックレスセット 無調色

「オーロラ花珠」もっとも有名な品質ランク

オーロラ花珠の鑑定書

もっとも有名な品質ランクです。

ほぼ無キズで、形もまん丸ですので、欠点を見つけることは難しいです。
「オーロラ花珠」であれば、使っていて「ここにキズがある…。」などと後悔することは少ないのではないでしょうか?

なお、「オーロラ天女」と「オーロラ花珠」の差は僅かです。
並べて比べると分かりますが、単品で見分けることは、プロであっても難しいと言われています。

オーロラ花珠 ネックレスセット 無調色

「花珠」真珠総合研究所の花珠

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真珠総合研究所が発行する花珠鑑定書です。

「オーロラ花珠」にくらべると、少し品質が落ちますが、欠点の少ない真珠です。
「花珠」が欲しいけれど、「オーロラ花珠」は予算オーバーという方にオススメします。

花珠 パールネックレス 無調色 真珠総合研究所

「準花珠」ダントツのコストパフォーマンス

準花珠の鑑定書

花珠の一つ下のランクです。

「テリ」は花珠と変わらないことが多いのですが、少しの「キズ」と、少しだけまん丸で無い真珠が混じっています。また、若干「連相」が悪いこともあります。

全体的に、少しの欠点がありますが、身につけてしまうと分からない程度の欠点ですので、もっともコストパフォーマンスが良いランクだと言えます。

準花珠 ネックレスセット 無調色

「良質など」 価格で選ぶならコレ

良質真珠の鑑定書

「キズ」「形」「連相」とも、少し難があります。

このランクになると、一般の方でも、欠点に気づくことが多いです。ただ、「巻き」は合格点ですので、真珠の輝きは十分に楽しむことができます。

キズなども、ご自分では分かると思いますが、少し離れた第三者から見て分かるほどではないので、予算に合わせてお選び頂ければと思います。
これ以下の品質については、あまり良くないことが多いので、正直オススメできません。

厚巻き良質真珠 パールネックレスセット 無調色

仕上げとオプションを選ぶ

留め金具 – クラスプ –

パールネックレスの留め金

クラスプと言います。首の後ろでネックレスを留めるための金具です。

ロングの髪を上げている場合、またはショートの髪のときには、後ろ姿で見える部分です。
従来、選択の余地がなく、ネックレスについてきたものを我慢して使うしかなかったのですが、現在は、色々なデザインから選択が可能です。

基本的な素材はシルバーです。ロジウムメッキが施してあるため、アレルギーや変色の心配はありません。素材にこだわりがあるかたは、少し高価ですが、ホワイトゴールドなどを選ぶと良いかと思います。

「デザイン」「素材」の2点に注目して選んでみてくださいね。

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イヤリングの種類

パールネックレスは、イヤリングまたはピアスと一緒に、2点セットとして販売することがほとんどです。ご自分に合わせて、イヤリングかピアスかを選びます。

真珠のイヤリング

ほとんどの場合は、耳にぴったりくっつく直結タイプで作られます。フォーマルで使われるパールネックレス用の耳飾りは、耳にぴったりくっつく直結タイプが正式とされているからです。

かといって、揺れるデザインのブラタイプで作れない訳ではありませんので、ブラタイプで作りたい!という場合は、販売店に相談してみて下さい。

イヤリングのデザインにはいくつか種類があります。ここでは主だったものをご紹介します。

真珠イヤリングの金具の種類

ネジ式

スクリュー式とも言います。もっともシンプルな方式のデザインです。その名の通り、後ろの部分をネジのようにぐるぐる回して調整し、耳にフィットさせます。
慣れない方には、着脱の感覚をつかむのが少し難しいようです。

ネジバネ式

上記のねじ式に、パッチンするバネ式を組み合わせた方式の金具です。

着脱しやすく、外れにくく、耳も痛くなりづらいので、一番オススメの金具です。
クリップ式よりも金具が目立ちづらいのも良いです。ネジ式よりも値段が高くなります。

クリップ式

パッチンと留めるだけなので、着脱がカンタンですが、留まるポイントが一ヶ所しかないので、外れやすく、耳が痛くなりやすい金具です。
着脱のしやすさでクリップ式にこだわる方もいらっしゃいますが、正直全くオススメできません。

クリップ式微調整(ソフトタッチ)

通常のクリップ式が一ヶ所しか留まるポイントがなかったのに比べ、こちらは、どこでもピタッと留まるので、着脱しやすく、耳も痛くなりずらい金具です。

弱点としては、ネジ式、ネジバネ式と比べて金具部分が太く目立ちやすいということと、値段が高いことです。

ピアスの種類

ピアスのデザインで注目するべきポイントとしては、以下の2点です。

  • ポスト(耳に入れる部分)の太さ、長さ
  • キャッチ(後ろの金具)の種類

ポスト(耳に入れる針の部分)について

ピアスパーツのポスト

太さ

細すぎると安定性が悪くなり、太すぎると穴に入れづらくなります。Mサイズの、7mm〜8mm程度の太さが安定的に着けやすいと思います。

長さ

通常は、10mmの長さで作られます。普通はこれで十分かと思います。ただ、耳たぶがたっぷりしている方は、12mm程度のロングサイズをオススメします。

キャッチ(後ろの金具)の種類

ピアスのキャッチ

金属キャッチ

ゴールドやプラチナで作られたキャッチ。
以前はこのタイプの金具が主流でしたが、外れやすいのでオススメしません。「ピアスの金具が外れて落とした!」という方は、こちらの金具を使っている場合がほとんどです。
特に小さいサイズのものは外れやすいので、別のタイプの金具を検討して下さい。

シリコンのみキャッチ

シリコンを形成して作ったキャッチ。
着けやすく外れにくいので、実用性の高いキャッチです。シリコン金属キャッチと比べて、金属が入ってないので若干外れやすいですが、非常に安価なのが特徴です。
安価なアクセサリーに付属することが多いキャッチです。

シリコン金属キャッチ

金属製キャッチの周りをシリコンで包み込んで成形したキャッチ。
中身の金属の種類により、ホワイトゴールド、イエローゴールド、プラチナなどがあります
このキャッチを使えば、ピアスが外れてなくしてしまう、ということはなくなると思います。

これよりも高価で、高機能をうたうキャッチがありますが、お客様からの評判では、このシリコン金属のキャッチが一番使いやすく、外れにくい、ということでした。
シリコン金属キャッチを選ばれることを一番にオススメします。

イヤリング・ピアスの素材

イヤリング・ピアスの素材

イヤリング・ピアスは、肌に直接当たる部分なので、ホワイトゴールドもしくはプラチナが良いと思います。
高級品では、イヤリングはホワイトゴールド、ピアスはプラチナということが多いようです。

シルバーはとても安価な素材なので、安売りの店ではシルバーをつかうこともあるようです。できれば、ホワイトゴールドかプラチナを選ぶことをおすすめします。

組み上げ方法

真珠の組み上げ

真珠を選び、留め金具を選んだら、組み上げて完成です。
組み上げ方にもいくつかの種類があります。今後のメンテナンス方針を決める処理ですので、しっかりと選んでいきましょう。

真珠ネックレスの糸での組み方

いちばんオススメしやすい組み上げ方法です。
日本の真珠ネックレスで一番多く行われている処理で、見た目が良く、耐久性もあります。

ネックレスの端の部分を二重にして、丈夫に組み上げます。現在はGPTという強度の強い糸を使用しているので、切れる心配はほぼありません。

欠点として、糸は劣化するので、5年~10年を目安に交換をする必要があることです。
適度なハリ感としなやかさがあり、見た目が美しい組み上げ方法です。

オールノット(糸)

真珠ネックレスのオールノットでの組み方

海外のジュエリーで使われることが多い組み上げ方です。

珠と珠の間すべてに結び目を作ります。独特のしなやかなシルエットで仕上がります。通常の糸と比べてハリ感がありませんが、美しく仕上がります。

切れた場合でも真珠が飛び散らないという利点があります。

欠点として、通常の糸より、若干切れやすいことです。(すべて一重で組むため、端を二重にして組む通常の糸より切れやすくなります。)

ワイヤー

真珠ネックレスのワイヤーでの組み方

ステンレスの糸をよりあげて、ナイロンでコーティングを施した、ワイヤーを使って組み上げます。

ワイヤーに伸縮性はありません。その欠点を補うため、端の方に5個程度の珠の間に、弾力性のあるシリコン製のクッションを挟み、後天的に伸縮性を持たせます。
現在のワイヤーはしなやかなので、見た目は糸と大差ありませんが、ワイヤーが珠と珠の間から若干見えるので、少し見た目が悪くなります。

最大の利点は、劣化しないので、定期的な組み替えの必要がないことです。

ワイヤーは糸より丈夫、と思っている方も多いですが、経験上、ワイヤーはごくまれに切れます。
折り曲げた状態で圧力をかけると、ワイヤーは伸縮性がないのでポキっと折れて切れることがあります。
確実さを求める方には糸をオススメします。

自分にあった長さで調整

真珠ネックレスの着用写真

どんな素敵なネックレスでも、長さが自分にあっていなければ、格好良く見えません。
ほとんどのネックレスは、金具を含めて43cm程度となっています。しかし、首回りは人それぞれですので、微調整の必要があります。

  • 短くするには、真珠の数を減らします。
  • 長くするには、真珠の数を増やします。

短くすることは無料でできますが、長くするにはお金がかかります。
短めだと若々しい雰囲気に。ゆったりとした長さですと、落ち着いた雰囲気になります。

だいたい半分くらいの方が、2珠~4珠を外されます。少しほっそりした方、小柄な方は、短くすることを検討してみてください。
残り半分くらいの方がそのままの長さで使われます。大柄で豊かな体型の方が、珠を足すこともありますが、それほど多くありません。
余った珠は再利用して別のジュエリーにリフォームすることもできます。

保管ケース

通常のケース

真珠専用ケース

機能が付いていない、通常のケースです。ショップによってデザインが色々です。
好みもあるかと思いますが、基本的に通常のケースは、お店から家に持って帰るまでの間に入れるものですので、こだわりすぎない方が良いと思います。

桐箱入りケース

通常のケースが、桐で作られた箱に入ったものです。桐には湿度調整機能があります。
現在では、パールキーパーという保存用ケースが発明されたので、保存用としてはあまり使われなくなっています。

パールキーパー

パールキーパー

真珠科学研究所が開発した、真珠保管用のケースです。
真珠の劣化を防ぐ機能を持っています。「湿度調整」「吸水、吸油」「防錆」の機能があります。

特殊加工

マイクロパーマネントのイメージ

真珠の劣化を防ぐ特殊加工。マイクロパーマネントや、PS加工が知られています。

使った後にきちんとお手入れをして、保管方法に気をつけていれば、特殊加工をする必要はないかと思います。
ただ、マイクロパーマネントなどの加工をしたほうが、より安心になりますので、気になる方は御検討下さい。

アフターメンテナンス

普段のお手入れ方法

真珠の手入れのイメージ

真珠のお手入れのコツ、実はただ一つです。
「使い終わったら、柔らかく綺麗な布で拭く」これだけです。

人の汗などが真珠に付着したままにしておくと、弱酸性によって、真珠層を破壊します。よって、使い終わったら、汗を拭いてください。

通常の使用の後でしたら、さっと全体を拭く。少し汗をかいたかな、という時は、一粒づつ揉むように丁寧に拭いてください。

真珠専用のクロスがベストですが、メガネ拭きなどの、柔らかく綺麗な布であれば、なんでも大丈夫です。(ティッシュペーパーは傷がつく可能性があるので、避けてください。)

注意点としては、以下の2点です。

  • 超音波洗浄機の使用はダメ
  • 水洗いは避ける

真珠の保管方法

真珠の保管場所

保管するところは、高温多湿の場所はさけてくださいね。

というと、多くの方は、タンスの中かクローゼットの中になると思うのですが、真珠は、防虫剤の側に置かないということに気をつけて頂ければと思います。

防虫剤に含まれていることがある樟脳(ショウノウ)には、真珠を劣化させる成分が含まれています。その他の化学成分も、真珠にどう作用するか分からないところがあるので、「防虫剤は真珠から離す」ということを原則としてください。

買ったお店で定期メンテナンスを

真珠のアフターメンテナンス

糸で組んであるネックレスの場合、5年~10年に一度程度の糸替えが必要です。

宇和島イノウエパールでは、お買い上げ頂いた真珠の糸替えは無料です。
また、普段のお手入れが行き届きづらい、真珠の穴付近の汚れなどのクリーニングを施しています。

ひどい汚れが場合は、パールリフレッシャーでクリーニングをします。
パールリフレッシャーは、真珠科学研究所が開発したパールネックレス専門のクリーニング機器です。真珠の表面についた汚れを、全体的に研磨することによってキレイにします。 

 

アフターメンテナンスについては、普段のお手入れに加えて、5年から10年に一度は専門家のメンテナンスを受ける、というのがベストだと思います。

よくある質問

質問と回答のイメージ

ここから、執筆者がお店で販売していてよく受ける質問をまとめてみます。

どうして価格が違うの?

真珠の大きさ、品質によって価格が変わります。以下は、価格に影響する代表的な要素です。

  • 大きさ
  • 傷があるかないか
  • かたちが丸いかどうか
  • 輝きがきれいかどうか

鑑定書のランク(花珠、天女など)は品質で決まりますので、鑑定書ランクで比べると分かりやすいかと思います。

安い真珠は偽物なの?

ごく低品質で安価な、本物の真珠もあります。
残念ながら、本来は廃棄すべき劣悪な真珠も、市場に出回っている状態です。そのような安価な真珠は、選ばないようにして頂ければと思います。

貝パールって真珠ですか?

貝パール貝花珠は、人工につくられた偽物です。紛らわしい名前ですので、ご注意ください。

他の店では半額にすると言われたけど?

残念ながら大多数の真珠販売店は、はじめに高い価格をつけておき、何割引き等と詐称する、不正二重価格で販売をしています。
   当店ではどなた様でも安心してお買い上げ頂けるように適正なプライスでの販売を行っています。

ピンク色の真珠が良いものなんでしょう?

ほとんどの真珠は、調色という着色作業を行い、ピンクの色をつけています。ピンク色にこだわると、着色作業を強く行った真珠を選ぶことになりますので、傷、形、輝きなどの他の要素も考えてお選びください。
なお、当店では、着色を行なっていない、無調色の真珠を多く取り揃えております。

着色している真珠と、着色していない真珠はどうしたらわかる?

真珠は調色(着色)をしているのが普通ですので、調色である事は特別に記載しません。
無調色(ナチュラルカラー)と記載していない真珠は、すべて調色を行っています。

真珠は展示会で買うのがいいんでしょ?

展示会では主催者が販売業者を呼んで開催することが多く、中間マージンが発生します。結果的に価格が高くなることが多いので、あまりお勧めできません。
一度会場に入ると他店と比較することができず、二重価格に惑わされやすくなります。また、販売者は販売したあとにお客様と接することがないので無責任な態度とったりアフターメンテナンスを怠る可能性があります

安い花珠をテレビで売ってたけど‥

「花珠」という呼称は誰でも自由に使うことができるので、業者によっては低品質の真珠も「花珠」と言います。鑑定書がついていても、信頼のある鑑別機関でなければ意味がありません。
真珠科学研究所か真珠総合研究所の鑑定書がついているものも選ぶこともお勧めします。

参考文献

『真珠事典 真珠、その知られざる小宇宙』小松博 監修 繊研新聞社

『ニッポンの真珠がいちばん美しい』小松 博 いなとみのえ 著 繊研新聞社

『えひめ発 真珠ものがたり』 中国四国農政局愛媛統計情報事務所 編 愛媛農林統計協会

真珠科学研究所

真珠総合研究所

profile

アメリカ宝石学会公認鑑定士(GIA.G.G.)
Gemological Institute of America Graduate Gemologist
井上 智永 ダイヤモンド卸、宝飾メーカー勤務を経て、創業60年の老舗、井上真珠店に勤務。
現在は暖簾分けされた宇和島イノウエパールの代表取締役。

真珠科学研究所認定のテリマスターでもあります。

パール専門小売店にて「お客様一人一人と向き合う接客」をモットーに、お客様の希望や体型をヒアリングの上、仕入れから最終仕上げまでを行い、累計1,000本以上のネックレスを販売してきました。

ここでは、一般のお客様の立場に立って、真珠の買い方、選び方のコツのようなものを解説していこうと思います。