真珠の形について | いびつな形状の見分け方
もっとも良いとされている真珠の形は、完全な球体です。ですが、個性的で歪なバロック真珠も人気のある形です。
多くの方にとって真珠は、「まんまる」か「涙型などのバロック」かの、どちらかの印象が強いのではないでしょうか。 しかし実際には、「わずかにいびつで、よーく見ると丸じゃない」程度の真珠が多いのです。
ここでは、そんな真珠の形について解説していこうと思います。
真珠の形のグレード

ただ、涙形などの個性的な形は、別の評価になり高額になるものもあります。
真珠がいびつになる理由

真珠は、「核」という球体のうえを、薄い真珠層が何千も積み重なることで出来あがります。 球体をもとにするとはいえ、生物が作る自然の宝石ですので、成長の過程で歪みが生まれることが多くあります。
その成長の過程で生まれる歪みが、真珠がいびつになる原因です。
いびつな真珠の見分け方
極端に形のいびつなバロックパールであれば、見分けることは簡単です。 ですが、セミ・ラウンド程度のすこしのゆがみは、一見では見分けられないことがあります。
そんなとき、真珠のネックレスであれば、両端を持ってグルグル回してみてください。

真珠が動くことで、変形や傷がわかりやすくなります。
指輪やペンダントなどは、360度すべての角度から見るようにすると、形の歪みがわかりやすくなります。
まとめ
以上、真珠の形について解説してみました。
形はまん丸がベストではありますが、予算に合わせて多少の変形であれば目をつぶるのもアリだと思います。
ネックレスの場合、実際に身につけた状態で、他の人が見て変形しているのが分かるかどうか、というのが判断のポイントです。
以上、参考になれば幸いです。
米国宝石学会(GIA)公認鑑定士・Graduate Gemologist(G.G.)
真珠科学研究所認定 テリマスター/真珠C・E(クリーニング&エステ)マスター
株式会社Inoue Pearl(イノウエパール)代表。
ダイヤモンド卸・宝飾メーカー勤務を経て、1965年創業の真珠専門店「有限会社井上真珠店」に参画。2016年、井上真珠店松山店からのれん分けして独立した。
生まれも育ちも愛媛県宇和島市。宇和島で真珠養殖を始めた祖父から数えると3代目となる。
厚巻き・強てりを品質の原則とし、自社基準を満たさない真珠は取り扱わない。ほぼ全商品に真珠科学研究所または真珠総合研究所の鑑定書を付与。無調色真珠をメインに扱う。累計1,000本以上のアコヤ真珠ネックレスを自社にて選別・販売してきた。
実店舗は愛媛県松山市。公式オンラインショップ(https://shop.i-pearl.co.jp/)でも販売中。


